
先週は「現時点では今年中に大地震が発生するかは分からない」と述べましたが、ラドン濃度などの
各種データが今年中に大地震の発生を示唆するような動きを捉えています。特に不気味なのは、
2012年から継続して高い数値を観測していた福井のラドン濃度が収束している点です。
これが一時的な収束なのかは、今後もしばらくデータを観測しなければ断言は出来ませんが、仮に
収束をしたとするのならば、今年中にマグニチュード8以上の大型地震が発生する可能性があります。
また、岐阜県のラドン濃度でも同時期に急上昇を観測。福井と岐阜は連動して動いており、同時期に
複数ヶ所で連動するということは、それだけ広範囲が揺れるような大地震が発生するかもしれないと
いうことです。
ただし、岐阜や福井のラドン濃度は東北地震の時なども変動を観測しており、必ずしも観測地点の
直ぐ側が震源になるというわけではないので、ご注意してください。
http://lll.physics.gifu-u.ac.jp/~radon/index.html href="http://lll.physics.gifu-u.ac.jp/~radon/index.html" target=_blank>☆ラドン濃度各観測点
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↓9月7日から9月14日までの福井ラドン濃度。9月11日頃から数値が収束。

↓3月20日から9月14日までの福井ラドン濃度。9月に急落しているのが分かります。

↓3月18日から9月14日までの岐阜ラドン濃度。9月に入ってから急上昇しており、今年最大の数値を観測しました。

大地震の発生時期は、岐阜のラドン濃度が急落して落ち着いた頃だと予測されます。現在は
急上昇が続いているため、目先の数週間は大丈夫なはずです。現在の動きから大雑把な
時期を予想すると、2013年10月1日~12月30日の2ヶ月間が特に危険度が高く、これまでに
一通りの大地震対策をする必要があると言えるでしょう。
今回の地震は東日本大震災よりは小さいかもしれませんが、それでも歴史的な規模の巨大地震に
なる可能性が高く、震源が海底だと、40~50メートルの大津波が発生するかもしれません。
当ブログでは何度か書いていますが、巨大地震というのは単独で発生することは少なく、何処かで
巨大地震があると、その場所の付近のエリアでも同じような巨大地震が誘発されてしまうのです。
例えば、東日本大震災と非常によく似ているスマトラ島沖巨大地震では、2004年にマグニチュード9.1の
本震が発生した影響で、2007年09月12日にマグニチュード8.5や2012年04月11日に
マグニチュード8.6の巨大地震が誘発しました。