八木下重義 - 一般社団法人地震予兆研究センターさんのサイトより
https://yagishita-shigeyoshi.amebaownd.com/posts/521984
<転載開始>

管理者の気になる地震予知の情報を最下段にお伝えします。↓


一般社団法人地震予兆研究センターでは、日本全国の地殻変動を解析し、毎週月曜日に
最新情報を発表しています。今週月曜日(平成28年2月8日)に発表した最新の「地震予兆

解析レポート」から、重要と思われる要素をご紹介いたします。最新週では房総半島が
大きく動いているため2週間前後でマグニチュード6前後の地震発生が予測されます。

また、東北地方でのマグニチュード7前後の大地震発生への脅威は高まっております。

一般社団法人地震予兆研究センターは、EU/ESU(ヨーロッパ宇宙機関)が運用する
地球観測衛星「Sentinel-1A」、GPS/GLONASS/QZS等の衛星データを利用し

NASAが提供する「Internatinal GNNS」等から毎週日本全国の地殻変動を解析しています。


(最近の的中事例)
・平成28年1月 5日 九州地方南東沖 M5.4 最大震度3
・平成28年1月 9日 奄美大島近海 M5.5 最大震度4
・平成28年1月11日 青森県三八上北地方 M4.5 最大震度5弱
・平成28年1月12日 北海道北西沖 M6.2 最大震度3
・平成28年1月14日 北海道浦河沖 M6.7 最大震度5弱
・平成28年1月25日 福島県沖 M4.2 最大震度4
・平成28年2月 2日 岩手県沖 M5.7 最大震度4
・平成28年2月 7日 茨城県南部 M4.6 最大震度4

■日本列島全体俯瞰(最新週の地殻変動と、先週発生した地震)

今週は、連続した大きな地殻変動が「福島~房総半島」で観測されています。

①福島~茨城県北部にかけて地殻変動方向は再び太平洋側に反転しました。

②埼玉県東部から房総半島において、フィリピン海プレート境界(相模トラフ)方向に
動く地殻変動が始まりました。

【2月16日までに震度3以上が予測される震央地】
■M5:浦河沖~釧路沖(最大震度3)
■M5:岩手沖~宮城沖(最大震度4)
■M7:福島沖~茨城北部・茨城沖(最大震度5強)*2月下旬
■M5:福島~茨城県南部(震度3)*今週発生した場合
■M6:相模トラフ周辺~三宅島東方沖(最大震度4)*次週以降の可能性有

先週は、関東地方でマグニチュード4以上の地震が6回発生しました。

全てM5未満の小規模地震であったため、大きな被害が出る地震ではなかった
ことは幸いでした。この6回発生した地震は、下記のような3種類の地震に分類できます。

①太平洋プレート深発地震(群馬・栃木)

2月5日群馬(M4.0/深さ139km)、2月6日栃木(M4.2/深さ113km)で発生した
地震は、ともに太平洋プレートが潜り込んだ非常に深い境界面での深発地震でした

。このような震源が深い地震は事前の地殻変動が出にくいものでありますが、震源域が
深いため大きな震度を発生させるものではありません。

②フィリピン海プレート境界地震(神奈川東部・茨城南部)

2月5日神奈川東部(M4.6/深さ26km)、2月7日茨城南部(M4.6/深さ50km)の
地震は、相模トラフ(伊豆半島~三宅島東方沖)において、フィリピン海プレートの

北進圧力が高まり、プレート境界面で発生した地震と思われます。

③太平洋プレート西進圧力による地震(茨城沖・茨城北部)

2月4日茨城沖(M4.7/29km)、茨城北部(M4.3/10km)の地震は、太平洋プレートの

西進圧力によるもので、この様な小規模地震の発生は「大地震に至る前のガス抜き」で
ある場合もあり、小さな地震が止まった際には「地震規模が増加」する場合があるため、
注意が必要です。

前ページと同じエリアの「今週の地殻変動」です。

今週は日本列島の中でも、下記エリアに大きな地殻変動が連続して発生しています。

①福島県~茨城県北部

銚子沖方向へ向かう地殻変動が観測されております。

これは、未だに「東日本大震災」で破壊されずに、一部太平洋プレート境界面に
「固着点」が残っているためと思われます。2004年12月26日に発生した「スマトラ島

地震・M9.1」の際にも、地震発生後も地殻変動方向が地震震央地方向に変動し、
6年後の2010年05月09日にM7.2、8年後の2012年04月11日にM8.6が、

M9.1震央地に近いバンダ・アチェ南西沖で発生しています。

②埼玉県東部~房総半島

房総半島南方の「フィリピン海プレートと北米プレート境界=相模トラフ」において、
「フィリピン海プレート」と「北米プレート」の境界面に固着点が発生し、

房総半島が相模トラフ方向に引きずられる動きが発生しています。

このようなプレート境界方向への変動が発生した場合には、その後マグニチュード
6以上に地震が発生しているため、来週以降の地殻変動値・方向に注意が必要です。


下記は先週の関東地方の地殻変動です。

~2016年2月16日までに発生が予測されるマグニチュード4以上の地震について~

■M6:相模トラフ周辺~三宅島東方沖(最大震度4)*次週以降の可能性有

■M5:福島~茨城県南部(震度3)■M4:長野県北部(震度2)

「埼玉県越谷」、「千葉県市川・鴨川」において大きな地殻変動が観測されており、
房総半島全体においても相模トラフ方向に向かう大規模な地殻変動が観測されて

います。その為、房総半島南方沖から三宅島東方沖までの「相模トラフ」周辺に
おいてマグニチュード6以上の地震発生の可能性があります。「長野県・大町」の

4cmを超える大きな地殻変動は、先週の地震の影響と思われるため、大地震発生
にはつながらないと思われます。解析方法の詳細は、下記をご覧ください。

■M7:福島沖~茨城北部・茨城沖(最大震度5強)*2月下旬までに発生と予測 

■M5:岩手~宮城沖(震度4)

先週・先々週と日本海側に向かう「西進」の地殻変動が観測されていましたが、
今週から再び地殻変動方向が反転し、太平洋方向に向かう「東進の地殻変動」が

観測されています。

今週は特に、福島~茨城北部にかけて大きな地殻変動が「銚子沖」に向けて
連続して発生しているため、今週も最大震度4以上の揺れへの注意が必要と思われます。

解析手法詳細については下記をご覧下さい。

http://eprc-japan.top/program

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