2012年07月13日

地軸が傾いたイヌイットのドキュメンタリー映画


地軸が傾いたイヌイットのドキュメンタリー映画

地軸が傾いたイヌイットのドキュメンタリー映画

今回の記事


カナダ北部に住むイヌイット(エスキモー)の生活に取材したドキュメンタリー映画が公開され、
話題になっている。その中でイヌイットの長老が環境異変に関して実に興味深いことを
語っているので、それを紹介する。

次に、コルマン博士の最新論文の全訳を掲載する。第6の夜の期間が終わり、第8
サイクル最後の第7の日の期間に入った。それを前にした最新論文である。

イヌイットのドキュメンタリー映画

カナダのトロントで開催されている「トロント原住民イメージ映画とメディアアート祭」で、
ヌナユット族の映画監督、ザカリアス・クヌットと環境学者、イアン・マウロが撮った
ドキュメンタリー、「イヌイットの知識と環境異変」がいま話題になっている。
予告編はここで見ることができる。

映画は北極圏に住むイヌイットの長老が、原地の言葉で最近の環境異変を淡々と
語るという内容だ。これまで環境異変の調査は、科学者が収集したデータを元に
行われ、現地に住む人々の聞き取り調査はまったく行われてこなかった。この
ドキュメンタリーは、北極圏に住んでいる人々の日々の体験を通して、環境異変が
どれほど激烈なのか取材している。

イヌイットの長老は、氷が薄くなったため、生活の糧であるオットセイが異常行動を
している事実や、暖かい風が吹き込むため雪質が変質し、陸地で位置を把握する
ことが困難になりつつあること、またこれまで経験したことのない巨大な洪水の
影響などについて淡々と語っている。

イヌイットの長老はこうした激烈な環境異変に怒っているわけではない。彼らは
環境異変はすべて自然のサイクルの一部なので、それを受け入れ、変化した
環境に適応して生きようと努力している。

地軸が傾いた?

実はこのドキュメンタリーが注目されているのは、環境異変が生々しく報告されて
いるからだけではない。実は、イヌイットの長老の証言に注目すべき内容が含ま
れていたからだ。それは、地軸の傾きが変化したのではないかという証言である。

イヌイットの長老はいう。

「われわれは5歳ぐらいになると、毎日朝起きるとすぐに外に出て天気を確認する
ように親から言われて育った。だがいま空を見ると、太陽は本来沈むべき位置から
なんキロもずれた位置に沈んでいる。さらに、夜空の星の位置も本来あるべき場所
とは大きく異なっている


映画では、北極圏に住むどのイヌイットの部族も「太陽が沈む位置が大きくずれて
いる」と同じ証言をしていることが紹介されている。

この証言に驚いた映画の製作者は、これは地球の地軸の傾きが変化している
ことの証拠ではないかと思ったので、そうしたことが実際に可能性としてあり得る
のかどうか米国航空宇宙局(NASA)に確認した。すると、NASAの専門家は
これはあり得ないと即座に否定した。

これに納得しなかった映画の製作者は、昨年デンマークのコペンハーゲンで開催
された「地球温暖化サミット」に赴いた。すると、興味をもった多くのメディアの取材
を受け、テレビなどでもイヌイットの長老の証言が広く伝えられた。

すると即座に多くの科学者から反応があり、「イヌイットが何を体験しているのか
証言をとることは貴重なことだ。だが、地球の地軸の傾きが変化しているかもしれ
ないなどという根も葉も無いウソを流すのはやめてほしい。そうしないとイヌイットの

人々の社会的な信用に傷がつく」と猛烈な抗議を受けた。科学者が言うには、
「北極圏の大気が汚染され、大気に含まれる不純物の影響で光が屈折し、その
ように見えるだけのことだろう」という。

以上である。

むろん、地軸は23.5度傾いているので、季節によって太陽が昇る位置や沈む
位置は変化するのは当然だ。イヌイットの長老はそうした季節の変化を言って
いるわけではなく、これまでの季節の変化では説明がつかない位置で太陽が
沈むようになったということだ。

類似した証言

地軸の傾きが変化した可能性があるとす説は科学的には全面的に否定されている。

しかし、3年前から今年にかけて、日本でもアメリカでも太陽の沈む位置が本来
あるべき位置からずれているように見えるとの証言は増えているのも事実である。
日本では「太陽の沈む位置が北にずれている」との証言が多い。ここここ
さらにここなどだ。

また、海外でもそうした証言は多い。投稿欄によく投稿してくださっている
noffyさんのブログでもかつて紹介されていた。

ところで、太陽の沈む位置のずれという現象は2010年2月27日に発生した
チリ大地震との関連で語られることが多い。この大地震で地軸が移動した結果、
一日の長さが100万分の1.26秒短くなったはずだという。

2007年の証言

しかし、チリの大地震が発生する3年前から太陽の沈む位置のずれを報告し、
地軸の傾きが変化した可能性を示唆しているサイトがある。これはテキサス州
、ダラスに住んでいると思われる匿名の人物のサイトだ。

このサイトによると、テキサス州ダラス近郊では、6月21日の夏至の日には、
太陽はちょうど北回帰線上に沈むことが普通であったという。この地域に50年
居住しているサイトの管理人は、この50年間太陽がその位置からずれたこと
などなかったという。

しかし、2007年の夏至の日から、太陽はいつもの位置から北に26度ずれた
位置に沈んだという。


このサイトでは衛星写真なども使い、太陽のずれた角度を割り出し、それを元に
もし地軸の傾斜角度が変化したとするなら、どのくらいの変化なのか計算している。

トンデモ系の理論?

このサイトによると、北極圏の氷が融けることによってバランスがくずれ、地軸の
傾斜が変化した可能性があるのではないかとしている。

こうした見方はトンデモ系として扱われることは間違いない。筆者は自然科学の
知見は乏しいので、ここでは情報だけを紹介し、判断は読者諸氏に任せること
にする。

ただ、地軸の傾斜角度の変化などということが本当に起こっているとしたら、
それは大変なことだろう。また、イヌイットの長老の証言はそれなりに真剣に
受け取らなければならないのかもしれない

地軸が傾いたイヌイットのドキュメンタリー映画

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Posted by なかお at 12:10│Comments(0)天変地異
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